えみため日記 

日はまた昇る! 言霊のさきはふ國 神づまり坐すこの國に 生まれたことのしあはせを♪

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

コメント

コメントを投稿


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

TB*URL

 旧聞に属する記事で恐縮ですが、8/11読売新聞夕刊に気になる記事がありました。

obelisk1.gif

obelisk2.gif
(写真は Yomiuri Online より)

 民主党政府の無策、といふよりは確信犯的不作為の罪により、むざと命奪はれた牛達の魂安かれと「畜魂碑」が建立され、永く慰霊の心を伝へるのは、まことにさうあるべきことと思はれます(`・ω・´)

 が…。この記事の後半部分が「」と気にかかるのです。(以下ネット版より引用)

 碑が建てられたのは同町新田にある町営牧場内。御影石を使い、高さ約2メートル、最下部の幅が約0・5メートルの尖塔。古代エジプトの神殿などにみられた「オベリスク」を模した「保護と防御」という意味を持つオベリスク形にして、口蹄疫を二度と発生させてはならないとの願いを込めたという。「畜魂 やすらかに」との文字が刻まれ、発生の経緯も記された。



 なんだらう? このヘンに言ひ訳がましい物言ひは??
 普通かういふ短い記事では「碑が建立されました」とのみ報告して、その形にまでは言及されないやうに思ふのですが…。形ばかりか、その謂れにまでことはりを入れてゐる、その入念ぶりが却つてあやしい。まるで、”冷蔵庫のアイスなくなつてるけど、たべたのボクぢやないからね!”といはずもがなの自己弁護を聞かされてるやうな??
 このオベリスクが「保護と防御」を意味するとして、なぜに古代エジプトのモニュメントをわざわざここに?の違和感が湧いてくるのです(´・ω・`) 

 こころみに、一般的な「畜魂碑」の形態はどのやうなものなのか、ネット上で探してみました。

obelisk4.gif
 北海道大学医学部 札幌市

obelisk5.gif
 鹿児島 かなり古いもののやうですね。台座部分に牛馬の浮き彫りが施されてゐます。

obelisk6.gif obelisk7.gif
 左・博多 右・名古屋市

obelisk8.gif
 豊田市

 やはりといふか、自然石のかたちなりに建てたものが多いやうです。
 おなじく口蹄疫禍に見舞はれた川南町でも「畜魂碑」が建立されたさうですが、こちらは「高さ約80cmの石碑」といひ、とくに「形」についての言及がないところから、上に掲げた一般的なものと形態において大差ないものと思はれます。

家畜の怒り鎮めたい 川南町孫谷、清水で慰霊祭
口蹄疫で犠牲となった家畜の供養と一日も早い終息を祈り、川南町の孫谷、清水地区住民が慰霊碑を建立。12日に慰霊祭を開き、玉ぐしをささげた。両地区は4月下旬以降、爆発的に感染が拡大。全畜産農家9戸の牛と豚約3万頭が殺処分された。埋却地を提供した養鶏農家江藤靖典さん(57)らが「牛と豚が哀れ。一刻も早く霊を慰めて、家畜たちの怒りを鎮めたい」と住民に賛同を求め、先週から準備を進めてきた。慰霊碑は、孫谷地区営農研修館の駐車場に建立。高さ約80センチの石碑には「畜魂碑」と刻まれ、横には口蹄疫がもたらした悲劇を伝える石板が設置されている。(宮崎日日新聞)



 かうして「畜魂碑」を訪ねてゐると、家畜に寄せる心の篤さを思はせるエピソードに遭遇します

 長野県飯山市・木島地区では、1982年の台風被害で樽川の堤防が決壊し、大水害に見舞はれました。

特に天神堂は、平地に見える木島地区内でも一番標高が低いためその水位は2mを越しました。当 時、天神堂は酪農が盛んで多くの乳牛を飼っていましたが、そのほとんどが水害の犠牲になりました。幸いにもこの水害で亡くなった人はいませんでしたが、乳 牛が身代わりになったのだと今も思っています。

nyugyu.gif

 ”身替りになつてくれた”乳牛たちを悼んで、ここでも「畜魂碑」が建てられてゐます。

obelisk9.gif

 bluemoonさんのブログ2010年07月06日の記事に紹介されたものですが、牧場が経営する焼肉店で食事をされた際、ひつそりと立つ「畜魂碑」に、「畜産業を生業とする方々の動物に対する畏れと憐れみを感じ」られた由。
obelisk3.gif

この地方には、昔から伝えられている勘文があるそうです。

『業盡有情(ゴウジンノウジョウ)
雖放不生(ハナツトイエドモイキズ)
故宿人身(ユエニジンシンニヤドリテ)
同証佛果(オナジクブツカヲショウセヨ)』

意味はこうです。
『前世の因縁で宿業の尽きた生物は、放ってやっても長くは生きられない定めにある。
したがって、人間の身に入って死んでこそ人と同化して成仏することができる。』

昔の人達の生き物を食する事への自問自答が、こんな言葉を生んだのかもしれません。



 肉食の長い習慣を持つ西欧では、このやうな家畜の魂を鎮める碑はないさうです。家畜は人間が食べる為に神が創られたと教へられてゐるからでせうか。いのちあるものの命をとつて食べるといふことを深くうけとめ、そのいのちを弔ひ鎮めてきたこころ――日本に生まれてよかつた、としみじみ…

 さて、オベリスクです。
 かくのごとき、わが国における「畜魂碑」のかたちに照らして、ひどく異質である感は否めません。異質であるからこそ、保護だ防御だと能書きが要るのでせう(`・ω・´)

 そも、オベリスクとはなんぞや。Wikipedia先生に聞いてみました。

オベリスク(obelisk)は、古代エジプト(特に新王国時代)に多く製作され、神殿などに立てられた記念碑(モニュメント)の一種。オベリスクの呼称自体は後世のギリシャ人たちがオベリスコ(串)から名付けたものであり、元来は「テケン(保護・防御)」と呼ばれていた。
 起源は、太陽信仰のヘリオポリスのベンベン石を模式化したものと考えられている。のちに戦利品として略奪の対象とされた。それは古代ローマ時代から行われており、4世紀に首都となったコンスタンティノポリスの競馬場にもオベリスクが運ばれ、現在のイスタンブルにも残っている。その後も略奪は続き、欧米の公園や広場の装飾品とされた。例えば、フランスのコンコルド広場や、バチカンのサン・ピエトロ広場にあるものは、よく知られている。エジプト国内に残されているものは、カルナック神殿やルクソール神殿など、わずかである。


obelisk10.gif
(ナヴォーナ広場のオベリスク)

 もとエジプトで太陽信仰のための建造物であつたものが、「西欧」との出会ひによつて、力を誇示する道具へとその性質を枉げられてしまつたといふべきか(`・ω・´)
 もうひとつ、オベリスク様建造物といへば、映画などでも目にすることが多い、のワシントン記念塔が思ひ出されます。
obelisk11.gif
 アメリカの初代大統領G・ワシントンを記念して建てられた、高さ169メートル、総重量8万2000トンといふとんでもないモニュメントですが、この古代エジプト式の尖塔が、アメリカ建国の父を偲ぶに相応しいかについては、国内でも議論百出だつたやう。それでもこのデザインが採用されたのには、ワシントン始め「アメリカ建国の父」たちの多くが属してゐたフリーメーソンなる結社において、古代エジプトの秘儀が力の源泉として重要視されてゐたことが与つてゐると思はれるのです。また Wikipedia から引きます。

ワシントン記念塔の土台を掘る作業は1848年春に着工された。礎石はワシントンが所属していた世界規模の友愛組織で今なお存在する、フリーメーソンが主催した独立記念日の式典の一環として敷設された。



 わかりにくい書き方ですが、古代宗教の秘儀にちなんで「象徴」を好むこの団体は、彼らの関はるところにかならず「形跡」を遺す。まるで彼らの事績に誇らしげに署名するやうに。そのやり口からみて、口蹄疫禍の悲劇の地・宮崎に、わざわざ選んで「オベリスク」が置かれたといふことは。以前の記事で引きました2ちゃんねるの「落とし文」にいふごとく、このたびの”畜産王国宮崎壊滅作戦”の指揮者が誰かといふことを、暴露…いや、誇らかに宣言してゐるのではないか、それをまたの御用新聞・読売が、仰せをかしこみ不器用なフォローをしたのがあの記事か――と、つひ妄想をたくましくしてしまふのです(´・ω・`)

 もちろん、妄想乙!で笑ひとばしてくだされば幸甚なのですが。
 
 しかし、「彼ら」の傍若無人ぶりは近年目に余るものがあります(`・ω・´)

anubis.gif
 詳しくは、拙ブログにリンクさせていただきました「ヤマトの英語塾」から、さらにリンクを踏んで「さてはてメモ帳」をお訪ねくださいますことを 下は、そちらから拝借しました写真です。秘密結社風・不気味アートで有名?なデンバー空港に、あらたにエジプトの犬頭神・アヌビスの像が加はるとのニュース。はるばる河を運ばれて行く神の像が、おなじくエジプトの女神セミラミスを模すといふ「自由の女神」とすれ違ふさまは、たしかにある向きには、エキサイティングな眺めなのでありませう。

anubis2.gif

スポンサーサイト

コメント

コメントを投稿


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

TB*URL

こよみ

2017 / 10
18152229
29162330
310172431
4111825-
5121926-
6132027-
7142128-

プロフィール

えみた

Author:えみた
FC2ブログへようこそ!

日本危うし! 内外から侵食される日本のヤバさに気づいて!
いまこそ日本と日本のひととことばを愛づ愛づするぞのブログです。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

Copyright ©えみため日記 . Powered by FC2 Blog. Template by eriraha.

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。