えみため日記 

日はまた昇る! 言霊のさきはふ國 神づまり坐すこの國に 生まれたことのしあはせを♪

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番組公式サイト わが家の歴史ーフジテレビー http://wwwz.fujitv.co.jp/wagaya/index.html

フジテレビ開局50周年記念ドラマ『わが家の歴史』(三谷幸喜作)を3夜連続かぶりつきで観てました

時間が来るのも待ち遠しくイソイソとTVの前へ、オープニングに背筋がゾクゾク…といふ思ひは久しぶり。嘘で固めた印象操作TVなんか見ないプンスカだつたのに、”三谷幸喜が戦後日本の家族を描く!”と聞いたら観ずにはゐられなかつた…(´・ω・`)

 九州の一家族・八女家のひとびとの戦中戦後を通して、日本人の「家族の歴史」の”あつたかもしれない、またなかつたかもしれない”物語を綴つてみせた意欲作。三谷ドラマを飾つてきた俳優達が大挙して出演、豪華キャストにふさはしく、人物のひとりひとりがくつきり立ち上がつて「生きて」みせる、厚みのあるドラマを堪能しました。
 家族の誰かが、戦後日本の大事件(帝銀事件、砂川事件、いはゆるアプレゲール犯罪や学生運動、木星号、洞爺丸遭難などなど――)のことごとに、ときに強引に(!)関与するのや、エノケン、ロッパ、美空ひばり、力道山、手塚治虫、吉田茂などの有名人と袖摺り合ふのも三谷幸喜らしいサービス。にぎやかな”戦後絵巻”のなかで、どこまでもあかるく前向きな、柴咲コウ演ずる八女政子のけなげさが心地よい余韻を残しました。

 戦後の混乱を描いた映画といふのを、さう沢山みてゐるわけではありませんが、たとへば小津安二郎の「風の中の牝鶏」では夫の出征中妻が体を売つたことで、家庭は陰惨きはまりないものになる。病気のわが子のためよんどころなくしたことでも、夫にはどうしても許せなかつた。八女家の長女政子は、婚約者・大浦圭吾(玉山鉄二)が満州で戦死したと知らされ、その後出会つた鬼塚大造(佐藤浩市)と結婚しますが、じつは大浦はシベリアに抑留されてゐた。生きて帰つて、彼女がすでに夫ある身と知らされるわけですが、ただちに「わかります。役場から戦死公報がいけば…」と素直に納得?してくれる。木下恵介の「日本の悲劇」では、戦後女手ひとつでけんめいに子どもを育てるも、功利的な考へに傾く子どもらから捨てられる母の悲劇が描かれる。敗戦とそれにつづく価値観の激変が、深刻なモラルハザードを生んだことは「事実」で、さうした戦後を知つてゐる人の目からすれば、三谷版家族の戦後史は、きれいで甘い砂糖菓子のやうにみえるかもしれませんね(´・ω・`)

 劇中「創作」にかかはる人物が登場しますが、彼らを通して三谷幸喜は創作の厳しさを描いて妥協がない。甘いばかりぢやありません…(`・ω・´) 次女・波子(堀北真希)の夫になる作家・阿野三成(山本耕史)は”二作目の壁”にぶち当つて煩悶し、三女・房子(榮倉奈々)は憧れの手塚治虫(藤原竜也)のアシスタントになり自分もプロデビューを夢見ますが、マネージャーから手厳しくはねつけられる。”ひとにぎりの天才と、われわれ凡百との間には、越えられない差があるんだ!”……

 それでもつくらねばならなかつたドラマだと思ふ。作つてくれて良かつた。
 当時のリアルそのままに、暗く重苦しい作りにしやうとすればいくらでも出来たでせうが、それをせず、祝祭劇の晴れやかさで、しかししみじみとした家族の情愛を描いたこのドラマは、戦後を生き抜いたおほくの「家族」たちへの贈り物です。

 「楽観は意志」といひますが、敢へてあかるくといふのは…大切なことですね。

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