えみため日記 

日はまた昇る! 言霊のさきはふ國 神づまり坐すこの國に 生まれたことのしあはせを♪

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 やはり…といひますか、なんとなく怪しい雲行きになつてまいりました(´・ω・`)

「坂の上の雲」第四回、いよいよ日清戦争です。前回、慎重派の伊藤博文を押し切るやうにして、陸奥宗光と陸軍の”至宝”川上操六とが戦端をひらいてしまつた――といふやうなもつていきやうでしたが、それではいくらなんでも説明不足では…? あまりやりすぎては「日露」手前で頓挫してしまつた江川達也の「日露戦争物語」の轍を踏むかもですが、そこまでいかずとも半島を巡る状況をもうすこし描いてもよささうなのに、それをすると" ファビョーン! < `Д´ > "となる方たちがスグ近くに居るからでせうか…。

koushougou.gif 清国兵を満載した高陞号を撃沈するくだりでは、厳密に国際法にのつとりつつ慎重に手順を踏む日本側と、もとより法など念頭になく、助かりたい一心で英人船長を脅す清国兵とが対照的に描かれて、まずまず「公平」かと。そんなこといちいち心配しながらみるのつてストレスだ…(´・ω・`) 東郷平八郎が山本権兵衛に「見敵必滅」の信念を語るところも、うむ!と胸をなでおろしたのでしたが…。

tojoushi.gif

 そして陸戦。秋山好古率る騎兵大隊、土城子に奮戦するも衆寡敵せず。
 しかし、いい面魂になつてきたなあ>阿部寛! 日に灼けて赭(あか)く照つてゐる頬のあたりなど、古写真にのこる好古の顔にそつくり! これはもう、向うからも「頑張れよ」と応援してくれてゐるのに違ひない(^^)

yoshihuru1.gif yoshihuru4.gif

 戦場にありながら悠揚迫らず酒をのみほす伝説の「酒仙」ぶりも、動いてゐる画でみられてうれしいです! 好古ファンのワタクシなどは”手の舞ひ足の踏むところを知らず”なありさまですが(゜∀゜)アヒャ これで終らないのが今回――

 目を海に転じて威海衛。真之の乗る「筑紫」も砲撃に加はりますが、敵弾を受けて一瞬、全ての音が消え去る空白の時間が。ショックで一時聴覚を失つたかの態で、甲板へよろめき出た真之の眼に映じたものは…

saneyukibouzen.gif

 この日清戦争から想を得てつくられた軍歌があまたありますが、そのひとつ「勇敢なる水兵」に、
  

戦い今や たけなはに 務め尽くせる ますらをの
  尊き血もて 甲板は から紅に飾られつ


 と歌はれる、まさにその光景でありました。”ひゃ、全滅?”とこの画をみて思つたのですが、調べると真之のフネでの戦死者は3名とか。あきらかに、誇張入つてますね?? この血の惨劇を強調するところ、近年公開された「男たちの大和」にも通じるな、と。

saneyuki1.gif suihei.gif

 そして、さらに違和感を覚えたのが、真之が可愛がつてゐた水兵の死に直面するところです。ちッさいブラウン管テレビから撮つたみづらいシャシンですけど、戦死した水兵の顔の、すごいばかりのつくりこみやうが伺へると思ひます。当時の軍事技術についての知識など皆無なので、着弾とともにどれだけの”熱”が生じるのか判りませんが(それなら甲板上で火災が発生してゐますね?)この水兵の顔は熱線を浴びて爛れたかのやう、あの原爆の被災者の写真を連想させます。この無惨な死に顔が画面を領する数秒間が、日本人視聴者にもたらす心理的効果を十分計つた上の「演出」ではないでせうか??

 この衝撃で、真之は戦意喪失、「あしは軍人に向いとらん」とまで言ひだすのです。”凄みのある悪たれ”で、ケンカの専門家たるべく研鑽を積んだはづの秋山真之が、ですか? なんぼ昭和の戦争がキライな司馬遼太郎でも、原作でかうは書いてゐない。そこを枉げてまで描くのは、真之同様、日本人にも厭戦感を抱いてほしいからですか??
 その”印象操作”は、念願叶つて記者として戦地に派遣された正岡子規の従軍行で、いつさう顕著になります。

noboru1.gif

 子規たち記者と軍人の一行に、投げつけられる清国民衆の刺すやうな視線。強引に食料を徴発する日本軍人に、飢え死にしろといふのか!と抗議の声を上げる老人。女子供や年寄りなど弱い者を居丈高に蹴散らす軍人に、子規はたまらず「乱暴はやめておくれんかな!」と間に入るが、子規の腕から幼児をもぎ離すやうにして、老人は"この子の親はお前達に殺された! いまにこの子が大きくなつて仇を討つ!"と言ひ放ちます。

 noboru2.gif noboru3.gif

 えーと…。ドコの抗日映画ですかと (`・ω・´)

 日本軍の暴虐をいひたいのであれば、清国兵の残虐もいはねば片手落ちですね。おッと、禁止用語でしたか? 好古が苦戦した土城子で、戦死した日本兵の亡骸が清国兵によつて酷く損壊され、非常な憤激を呼んだといひます。敵国側の俘虜の扱ひは極めて残忍の性を有す――死に勝る苦痛を与へられんよりは、自ら死を選べと山県有朋は訓戒してゐる。それがあの、「生きて虜囚の辱めを受けず」の「戦陣訓」につながつてゐると。
 ひとあし先に近代化した日本人でさへ、維新このかた四半世紀をかけて、やつとのことで培つてきた「国民意識」といふものを、当時の清の民がどれほど自覚してゐたものか…。とりあへず治安を保つてくれさへすれば、といふのが最優先事項で、”守城の人”柴五郎中佐の名声はもとより、日中戦争の最中でも、日本軍の居るところ安全をもとめて民が集まつたとものの本にありますが…。
 おそらくこのあたりは、今週はムリとしても来週の週刊新潮で、高山正之氏がツッ込んでくれるのではないでせうか。

 あゝ、第三回くらゐまではイイ感じ♪でしたのに 天才のものした脚本は早や尽きて、あとは延々「Japan デビュー」の悪夢がつづくのか…
 NHKもやればできる子かと喜んだのもつかの間、やつぱり北京放送日本支局だつたのですね(´・ω・`)
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