えみため日記 

旧かなでつづる日々ニッポンちよつぴり発見記 (^^)

Entries

…バラバラ??

 TBSのドラマ「日米開戦と東条英機」を観ました。前説のドキュメンタリー部分「シリーズ激動の昭和・あの戦争はなんだったのか」が1時間50分、ドラマが2時間45分といふ大部なものでした。

”あの”TBSのことですから、ナニか下心が???と思つてゐましたら(^^); ヤッパリありました。

 開戦か戦争回避かを決定する大本営政府連絡会議で、陛下のおほみごころを尊重し、陸軍を抑へやうとする東条の苦悩を描いてゐますが、ビートたけし扮する東条が、軍務局の石井秋穂中佐に「日本はばらばらになつてゐる。これをひとつにし、国を豊かにせねばならん」といふのへ、石井は「(戦争を回避するためには)バラバラでいいのではないでせうか」と発言します。バラバラでいい、といふのがひどく唐突に聞こえました。
 つまり、これが言ひたかつたわけ???
”非戦派”の石井秋穂中佐はイケメンの(ッてこのコトバ嫌ひなんですけど^^;)阿部寛が演じてをリ、前説でもナレーターの松嶋菜々子をして、石井のことをドラマの中で注目したい人物と言はせてをりました。語るに落ちるといふか…

 ドラマ部分は、白骨の山から始まります。このおびただしい犠牲を出した戦争は間違つてゐた。この開戦を決めた責任者は誰なのか?――を追ふ新聞記者の視線で物語られるわけですが、のつけから「日本の」開戦責任ありき、ですか。だから、日本にだけ虫眼鏡をあてたところで本当のところは見えてこないと言つてゐるぢやありませんか
 これならウチの文章教室の先輩が書かれた朗読劇『陰謀』のはうが、はるかにましといふものです。(先輩、スミマセン!)
 
 もつとも、ドキュメンタリー部分では、日本側の暗号がすでにアメリカに解読されてゐて、情報は筒抜けだつたこと、日本に「第一撃」を打たせたい思惑があつたことにふれてゐますが、それは1970年公開の映画『トラ・トラ・トラ!』にさへ描かれてゐたこと。かなり広まつてゐる事実なのでふれないわけにはいかないが、「開戦責任」をめぐる罪悪感の刷り込みだけは手を抜かないぞ、とかういふことかと。
 
 それをいふなら、当時国家間の紛争解決の手段として戦争は事の善し悪しはともかく”一般的”であつたこと、戦争には少なくとも相手が要ること(!)、相手の「戦争責任」を放置して日本ばかりに贖罪を求めるのは、先の戦争を最大限まで今日の政治に利用したい勢力の意のままになるにすぎないことを声を大にして言はねばなりますまい。
”あんたらの思惑どほり、バラバラにされて堪るか!”と。(`・ω・´)

コメント

コメントの投稿

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

トラックバック

トラックバック URL
»»この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ご案内

こよみ

2009 / 07
-5121926
-6132027
-7142128
18152229
29162330
310172431
4111825-

はじめまして!

emiprof.gif

映画と神社めぐりが趣味のえみたと、連れのちび龍です。どうぞよろしく。

最近の記事

FC2カウンター

オンラインカウンター

現在の閲覧者数: